魔術師〈下〉―三原脩と西鉄ライオンズ立石 泰則
小学館 刊
発売日 2005-04
プロ野球がつまらなくなった理由がわかる本です 2007-06-02
タイトル副題には「三原脩と西鉄ライオンズ」とありますが、著者は、有名なノンフィクション作家であり、単に、野武士集団と呼ばれ、日本シリーズ3連覇を果たした西鉄ライオンズの当時を書いた本ではありません。日本最初のプロ野球選手の1人になり、西鉄を始め、複数球団で監督をされ、日本ハムでは球団社長まで努めた氏の伝記物語になっています。
読んでわかったのは、プロ野球の親会社・経営陣のひどさ-例えば、「野球の素人であるが、選手起用を始め、口だけは挟む」「ドル箱である巨人との試合が組め、少しでも儲けたい」等々。親会社の、あまりにもひどすぎる現場への口の挟み方に疲れ、志半ばで散っていった監督も多かったのだろうと想像されます。
そんな中、真のプロ野球とはを一貫して追求され、日本ハム球団社長時には、江川の空白の一日問題にも、苦言を呈された氏の野球人生には感銘を受けました。その一方、なぜ、これほど、プロ野球が面白くなくなったのかもわかる本でした。
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